2012年10月23日

「京都メディアフォーラム(Phase II)」(第2回)のご案内

◎「京都メディアフォーラム(Phase II)」(第2回)のご案内

『報道の自主規制と自己責任の狭間で──福島原発事故、尖閣諸島問題の取材から』
ゲスト:「PJニュース」編集長、『アエラ』編集部記者、小田光康さん

 取材・報道の現場ではしばしば、「自主規制」や「自己責任」という言葉を聞きます。例えば、福島原発事故の直後、マスメディアは原発から半径30キロ圏内での取材を「自主規制」しました。一方で、フリーランスやNGOは「自己責任」でその圏内での取材をし、新聞やテレビはその内容を借りて報道しました。放射能汚染を前に、マスメディアは自ら直接取材をせず、危険なことはフリーランスらに任せてしまうという構造が見えてきます。戦争取材でも同様の問題が発生しています。
 この「自主規制」と「自己責任」の狭間には、ジャーナリズムの根本的な問題が横たわっているように思えます。ジャーナリストがその事実を知りつつも、技術的に接近できずに「自己責任」で取材報道できないのか、それとも、ジャーナリストがその事実を知りつつ、技術的に接近もできるが、「自主規制」しているのか。いずれにしても、読者・視聴者は置いてきぼりにされています。
 今回は、現役ジャーナリストの小田光康さんをお迎えし、メディアの自主規制と自己責任の問題をめぐり、さまざまな問題を提起していただきます。小田さんは最近では、福島原発事故や尖閣諸島問題、東京五輪誘致問題などを取材。活字メディアとオンラインメディアの両方に、さまざまな記事を寄稿しています。

共同世話人:
石井太郎、小黒純(同志社大学社会学部)、藤墳智史、松浦さと子(龍谷大学政策学部)【五十音順】



▽日時:11月13日(火)19時から21時(18時30分〜受付開始)

▽会場:「遊子庵(ゆうしあん)」2階
京都市中京区室町通御池上ル御池之町305番地
http://yuproject.com/yusian.html
(玄関から入り、畳の部屋を通って、階段を上がってください。受付は2階です)

▽参加費:一般1,000円、学生500円(資料代含む)

▽申し込み方法:
次の項目を、mediaforum.kyoto@gmail.com (「京都メディアフォーラム」事務局)まで、メールで
◯お名前(ふりがな):
◯ご所属:

▽お問い合わせは、藤墳( hagure.project@gmail.com )まで


◎「京都メディアフォーラム」とはPhase IIのスタートにあたって

 京都メディアフォーラムの前身は「三条御幸町メディアフォーラム」です。メディアに携わる人や、メディアを使って情報発信する人、市民とメディアとの関わりに関心を持つ人らが集う場として、2003年に発足。以来、「京都メディアフォーラム」と名称を改めながら、メディアと私たち、あるいは社会と私たちとの関わりについて、さまざまなテーマを共に学び、交流し、議論する場を作ってきました。その主な活動として、京都三条ラジオカフェを拠点にして、毎月1回、多様な活動に携わる人をゲストスピーカーとして招き、トークイベント(例会) を開催してきました。
 例会の開催は60回以上にのぼり、マスメディアの現場、市民メディア、環境、まちづくり、平和や反戦など、多様なフィールドからゲストを招き、時には、メディアやその番組ともクロスオーバーしつつ、多くのテーマを取り上げてきました。
 しかし、諸般の事情で、2012年2月にいったん活動を停止することになりました。その後、これまで活動に関わってきた者が中心に、話し合いを重ね、新たな形での再開を模索してきました。
 社会が変わったり、大きな動きを見せたりするときには、必ずその当時の新しいメディアの存在があります。昨今の出来事を見れば、小さなケータイから革命が始まる時代だとも言えるかもしれません。
 しかし、テレビ、ラジオ、新聞、書籍、映画、インターネットなどのメディアは、さまざまな問題や課題を抱えています。そこで、パラダイム転換の時代を生き抜く既存メディアのジャーナリスト、新しいメディアを使いこなして情報を発信しようとしている人、豊かな表現で社会の変革を目指すアーティスト、文化と生活に主体性を息づかせるコミュニティメディアの担い手たちを招き、私たちはクールに問いかけ、熱く語り合いたいと考えています。
 必ずしも結論が出なくても構いません。でも、交わされる言葉、目に刻む映像の記憶を求めて──。2012年秋、京都メディアフォーラムの第二フェーズを始めたいと思います。
posted by 京都メディアフォーラム at 11:36 | TrackBack(0) | 京都メディアフォーラム(KMF) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。