2013年11月11日

「京都メディアフォーラム(Phase II)」(第9回)のご案内


「京都メディアフォーラム(PhaseII)」、第9回例会のご案内です。
今回は「関西クィア映画祭」の代表をされておられる、ひびのまことさんをゲストに迎えて、日本におけるジェンダー・クィアの可能性について語っていただきます。現状をみんなで共有したうえで、率直に話し合っていきたいと思います。

タイトル:「日本におけるジェンダー・クィアの可能性」
ゲスト:ひびのまことさん(「関西クィア映画祭」代表)

ゲスト プロフィール
ひびのまこと 京都在住のクィア活動家。「関西クィア映画祭」代表(2007-2013)。
http://kansai-qff.org/2013/
http://www.youtube.com/watch?v=zj-_da7Sj5Q
http://barairo.net/

<★関西クィア映画祭とは?>
関西クィア映画祭は、「クィア(queer)」をキーワードに、「性」をテーマにした映像作品を集めて上映する映画祭です。8回目を迎えた今年は、大阪・京都両会場合わせて1500人以上の来場がありました。
日本にはセクシュアリティーをテーマとした映画祭が全国で7つ、継続して開催されています。その中で、関西クィア映画祭は、同性愛をテーマにした作品に留まらず、トランスジェンダーやバイセクシュアルなどを扱った映画を最も多く上映してきました。
また、単に性のことだけを取り上げる視点ではなく、フェミニズムや民族/人種的な観点など、他の視点とも併せて複眼的/ダブルに考える視点を持ちつつ、映画祭を作っています。

<★ひびの まことの最近の主張>
●同性カップルを含む全て人への差別に反対するためにこそ、私は「同性婚を含む結婚制度に反対」 と主張します
http://d.hatena.ne.jp/hippie/20131103/p1
●オスプレイと米軍基地は、不要です 米国政府は イラクのLGBTを殺した
http://www.kansai-qff.org/2012/US.pdf
●虹パレ(名古屋のセクマイ系パレード)で「NO!オスプレイ」のプラカード
http://togetter.com/li/397796
●京都企画 - 日本のレイシズム-朝鮮人差別への無関心
http://kansai-qff.org/2012/program/kyoto_special.php
●関パレって「LGBTと支援者」のパレード、じゃないの?
http://d.hatena.ne.jp/hippie/20111105/p1
●自分が安全を感じること」と「公平で、不当な暴力や権力がないこと」とは必ずしも同じではありません
http://d.hatena.ne.jp/hippie/20100701/p1

日時:11月28日(木)19:00?21:00
会場:東山いきいき市民活動センター(京都市東山区花見小路通古門前上る巽町450番地)
http://genki365.net/gnkk14/mypage/index.php?gid=G0000799

参加費:500円(資料代として。学生は無料です)。
申し込み方法:
次の項目を、mediaforum.kyoto@gmail.com (「京都メディアフォーラム」事務局)まで、メールでお知らせください。
◯お名前(ふりがな):
◯ご所属:


共同世話人:
小黒純(同志社大学社会学部)、藤墳智史、長岡野亜(映画監督)、松浦さと子(龍谷大学政策学部)【五十音順】

▽お問い合わせは、藤墳( mediaforum.kyoto(a)gmail.com 、(a)をアットマークに変えてお問い合わせください)までお願いたします
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2013年09月27日

「京都メディアフォーラム(Phase II)」(第8回)のご案内

「京都メディアフォーラム(Phase II)」、第8回例会のご案内です。

テーマ「フランスの市民メディア」

今回は映像ジャーナリストの小山帥人さんをゲストに迎え、「フランスの市民メディア」について語っていただきます。

小山さんはNHKの報道カメラマンとしてドキュメンタリー番組の制作に携わってきました。代表作には「現代の映像・空からの衝撃」「釜ヶ崎夏物語」「盲人ランナーの記録」「歩ちゃんと30人の仲間たち」などがあります。また1989年には「ビデオレター」を企画し、コメンテーターを務めるなど、市民からの映像発信を積極的に進めました。
2002年以降はフランス・リヨンに拠点を置き、フランスをはじめ、世界各地の市民メディアの動向について取材を続けました。小山さんには自由ラジオや自由テレビなど、フランスの市民メディアについてお話いただくとともに、市民が発信する映像作品の可能性について、議論を深めたいと思います。


ゲストプロフィール
小山帥人(こやま・おさひと)
1942年生まれ。1964年から2002年までNHK大阪局で映像取材に携わる。現在は「てれれ」や「レーバーフェスタ」などに映像作品を発表、映像制作講座の講師としても活躍中。『市民がメディアになるとき』(書肆クラルテ、2013年)著者。
(『市民がメディアになるとき』の詳細はこちらへ↓)
http://clartepub.shop-pro.jp/?pid=60205435


小山さんからのメッセージ
巨大組織となったマスメディアへの批判の声はだんだん強くなってきました。同時に「メディアを憎むな、メディアになろう」という声も世界各地で静かに広がっています。今の時代は、これまで一方通行とみなされていたメディアが、技術の進歩とともに、変わっていく時代です。お金も力もない市民が、ラジオやインターネットを使って、多様な情報を発信し、交流しています。民主主義社会に不可欠な多様な声を発信する市民メディアの可能性と課題について、共に考えたいと思います。


日時:10月17日(木)、19時から(18時半開場)
会場:東山いきいき市民活動センター(京都市東山区花見小路通古門前上る巽町450番地)
http://genki365.net/gnkk14/mypage/index.php?gid=G0000799

参加費:500円(資料代として。学生は無料です)。
申し込み方法:
次の項目を、mediaforum.kyoto@gmail.com (「京都メディアフォーラム」事務局)まで、メールでお知らせください。
◯お名前(ふりがな):
◯ご所属:


共同世話人:
小黒純(同志社大学社会学部)、藤墳智史、長岡野亜(映画監督)、松浦さと子(龍谷大学政策学部)【五十音順】

▽お問い合わせは、藤墳( mediaforum.kyoto(a)gmail.com 、(a)をアットマークに変えてお問い合わせください)までお願いたします
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2013年07月06日

「京都メディアフォーラム(Phase II)」(第7回)のご案内

「京都メディアフォーラム(Phase II)」、第7回例会のご案内です。

今回は現代の労働問題を追った作品を多く手がける映画監督の土屋トカチさんをゲストに迎えて、映画『フツーの仕事がしたい』、『ブラック企業にご用心─就活・転職の落とし穴』の上映と、監督とのトーク&ディスカッションを開催いたします。


「現代日本のハタラキ方 若者の仕事・労働・活動は今」
ゲスト:土屋トカチさん(映画監督)

・日時:2013年7月16日(火)18:30〜21:20
(映画『フツーの仕事がしたい』(2008/日本語/カラー/70分)、『ブラック企業にご用心─就活・転職の落とし穴』(2013/日本語/カラー/36分)上映&トーク)

・会場:龍谷大学深草キャンパス22号館(西の端)101教室(入ってすぐ左)
共催:龍谷大学政策学部松浦ゼミ・京都メディアフォーラム(Phase II)

※映画『フツーの仕事がしたい』、『ブラック企業にご用心』を18時30分から上映いたします。上映後、監督の土屋トカチさんをゲストに迎えてのトーク&ディスカッションを行います。現代日本でのハタラキ方、現状を、みんなで共有し合いたいと思います。

ゲスト プロフィール
土屋トカチ 1971年京都生。映画監督。新聞配達・書店員・工場請負作業員・日雇い労働を経て、99年より映像制作を開始。同時期、現所属事務所の映像グループ ローポジションのメンバーと出会う。劇場デビュー作『フツーの仕事がしたい』(08年)は、英国・第17回レインダンス映画祭、UAE・第6回ドバイ国際映画祭において、グランプリを受賞。国内外の映画祭で評価された。労働者のネットワーク「レイバーネット日本」の事務局長も務める。
http://www.uplink.co.jp/event/2013/10121
http://www.youtube.com/watch?v=taReqoUe6z8

※今回の例会は入場無料です。また、事前申し込み等も不要です。是非お誘い合わせの上、ご参加ください。


共同世話人:
小黒純(同志社大学社会学部)、藤墳智史、松浦さと子(龍谷大学政策学部)【五十音順】

▽お問い合わせは、藤墳( mediaforum.kyoto(a)gmail.com 、(a)をアットマークに変えてお問い合わせください)までお願いたします。
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2013年06月29日

「京都メディアフォーラム(Phase II)」(第6回)を開催しました。

去る6月28日の19時から、長谷邦彦さん(元毎日新聞大阪本社学芸部長)をゲストに迎えて、「京都メディアフォーラム(Phase II)」(第6回)をキャンパスプラザ京都にて開催しました。
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例会の冒頭には、映画『X年後』監督で南海放送ディレクター、伊東英朗さんにお越しいただき、南太平洋での水爆実験のその後を丹念に追い続け、今まで顧みられて来なかった被曝証言に光をあてたドキュメンタリー『X年後』についてご紹介いただきました。
http://x311.info/
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今回のタイトルは「災害時にたちあがる希望新聞 神戸から東北へ」。まずは1995年の阪神淡路大震災の時に毎日新聞が始めた特設面「希望新聞」をテーマに、企画が始まった経緯や、展開についてお話をいただきました。

その後、「災害報道に必要なものは何か」というテーマで、参加者の皆さんどうしでグループにわかれてディスカッションを行いました。

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詳細は後日アップいたします。


次回の第7回例会は、7月16日(火)の19時から龍谷大学の深草キャンパスにて、ゲストに土屋トカチさん(映画監督)を迎えて、『フツーの仕事がしたい』『ブラック企業にご用心』の上映とトークを行います。詳細は後日こちらでお知らせしますので、しばらくお待ち下さい。

(藤墳智史)
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2013年06月19日

「京都メディアフォーラム(Phase II)」(第6回)のご案内


「京都メディアフォーラム(Phase II)」、第6回例会のご案内です。

今回は長谷邦彦さん(元毎日新聞大阪本社学芸部長)をゲストに迎えて、1995年の阪神淡路大震災の時からスタートした毎日新聞の特設面「希望新聞」についてお話をしていただきます。

 また、長谷さんは今、被爆地広島・長崎に目を向け、被爆者の声を世界に届ける活動もされており、こちらの試みについてもお話をいただきます。
(関連サイト:HIROSHIMA NAGASAKI DOWNLOAD -MEMORIES FROM THE AMERICAS- http://www.hiroshima-nagasaki.com/

※本日のスケジュールは、最初に先生をご紹介、1時間程度の講演をしていただき、その後、議論の時間として、5〜8人程度に分かれてワークショップ方式で議論を行いたいと思っています。



「災害時にたちあがる希望新聞 神戸から東北へ」

ゲスト:長谷邦彦さん(元毎日新聞大阪本社学芸部長)

日時:2013年6月28日(金)19:00-21:30

会場:キャンパスプラザ京都 6階(龍谷大学教室)
各線京都駅から徒歩すぐ、ビックカメラ前、JR京都駅ビル駐車場西側です。
http://www.consortium.or.jp/contents_detail.php?frmId=585

※今回の例会は入場無料です。また、事前申し込み等も不要です。是非お誘い合わせの上、ご参加ください。


1995年の阪神淡路大震災の時に毎日新聞が始めた特設面「希望新聞」は、「被災者に寄り添う」をコンセプトに、被災地の人々を助け、慰め、力づけてきました。この取り組みは、大災害時に被災地と被災地外を結ぶ特別プロジェクトとして定着し、2011年の東日本大震災時にも立ち上げられました。この試みについて、阪神大震災当時の責任者の1人であった長谷邦彦さんに、振り返っていただきます。

災害発生時、新聞づくりの現場は、惨劇の全容に迫る事実報道から始まって、人災部分の告発、被災者の生活再建への支援、再発防止に向けた市民の知恵の拡散など、多様な取り組みが求められます。商業メディアゆえにさまざまな弱点を露呈するマスメディアですが、現場を駆け回る記者集団は、「フツーの人間」です。被災者から学びながら、懸命に情報を集め、考え、記事を作り、紙面を作るのです。

長谷さんは今、被爆地広島・長崎に目を向け、被爆者の声を世界に届ける活動をされています。「核災害」の位置づけで原発問題にも触れて、お話しいただきます。

インターネットの出現とともに、新聞、テレビ、ラジオなど既存のマスメディアは大苦戦が続いています。災害報道の面でも、大きな革新を進めないと、ネット情報の渦に巻き込まれて、マスメディアの役割は終わる危険性があります。「希望新聞」についての報告を出発点に、「大災害と情報流通」について、参加者のみなさんと一緒に考えたいと思います。


【ゲスト略歴】
長谷邦彦(ながたに・くにひこ)
<1943年生まれ。68年、毎日新聞社入社。大阪社会部を振り出しに、広島支局、京都支局デスク、学芸部長、編集局編集委員など。2003年定年退職。04年から京都外国語大学教員を今春までつとめた。入社2年目から5年間、広島支局で勤務したことなどから原爆、戦争、平和などの問題を追い続けている。


共同世話人:
小黒純(同志社大学社会学部)、藤墳智史、松浦さと子(龍谷大学政策学部)【五十音順】

▽お問い合わせは、藤墳( mediaforum.kyoto(a)gmail.com 、(a)をアットマークに変えてお問い合わせください)までお願いたします。
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2013年05月15日

「京都メディアフォーラム(Phase II)」(第5回)のご案内

「京都メディアフォーラム(Phase II)」、第5回例会のご案内です。今回は住民参加で制作された映画『結い魂』(ゆいごん)の上映と、監督の長岡野亜さんを迎えてのディスカッションを開催いたします。


「住民参加映画制作の楽しさと課題 地域の記憶を共有すること」 
ゲスト:長岡野亜さん(映画監督)
・日時:2013年5月31日(金) 第一部 17:30〜19:30(上映) 第二部 19:45〜20:45(講演・ディスカッション)
・会場:龍谷大学深草キャンパス顕真館(京阪電車深草駅下車、徒歩3分・正門入って正面の建物)
・主催:龍谷大学政策学部・政策学会
・共催:京都メディアフォーラムU(5月例会)

※映画『結い魂』(ゆいごん)を17時30分から上映いたします。上映後、監督の長岡野亜さんをゲストに迎えてのディスカッションを行います。住民の方々と対話しながら映画を制作する過程で感じられた面白さや、これからに向けての課題についてお話していただきます。住民発の映像作品が豊かに生まれる土壌をどうやって作っていくのか、議論を深められればと思います。

※今回の例会は入場無料です。また、事前申し込み等も不要です。是非お誘い合わせの上、ご参加ください。


共同世話人:
小黒純(同志社大学社会学部)、藤墳智史、松浦さと子(龍谷大学政策学部)【五十音順】

▽お問い合わせは、藤墳( mediaforum.kyoto(a)gmail.com 、(a)をアットマークに変えてお問い合わせください)までお願いたします。

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2013年02月06日

「京都メディアフォーラム(Phase II)」(第4回)を開催いたしました。

去る1月29日(火)、遊子庵にてラジオアナウンサーの水野晶子さんをゲストに迎えて、「京都メディアフォーラム(Phase II)」(第4回)が開催されました。

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今回は「番組はだれのもの ラジオジャーナリズムの現場から」というテーマで、関西のみならず全国的に知名度が高く人気もあったあったラジオ報道番組が打ち切られた出来事を取り上げて、現在の商業放送・マスコミが抱えている問題や、ゲストの水野さんが打ち切り時に投げかけられた「放送は、番組は誰のものなのか」という問題提起について議論が展開されました。

最初にゲストの水野さんのからお話をいただきましたが、昨秋の番組打ち切りのことのみに留まらず、水野さんご自身の放送キャリアを振り返るととともに、その過程でアナウンサーとして心がけられてきたこと、商業放送が抱えている問題にまで切り込む深い内容のお話となりました。

水野さんがアナウンサーとしての活動を始められたのは、まだ男女雇用機会均等法(1986年)がなかった時代のことです。放送の現場には女性は少なく、運良く放送に携わることができたとしても契約社員に留めおかれる状況だったと言います。正社員化は望むべくもなく、結婚等をきっかけに契約が打ち切られる、そんなことが当たり前だったようです。

女性が放送でキャリアを築くことがそもそも存在しなかったところに、アナウンサーとしてのキャリアを打ち立てることは困難な連続だったそうで、男女雇用機会均等法の施行後も、施行以後に入社する社員の待遇は正規雇用化されたものの、それ以前に在籍していた女性社員は以前のまま契約社員の待遇が続くままだったといいます。そんな中、水野さんは女性社員の正規雇用化を求めるべく、組合活動を始められることになります。

そんな水野さんが放送のキャリアの中でたどり着いたのが、現在の活躍の場でもあるラジオ報道でした。このラジオ報道の分野で、水野さんはリスナーから大きな支持を集めていくことになります。水野さんを一躍有名にした番組の1つが、深夜に放送されていた映画紹介番組でした。20年ほど前に関西にいた方ならば、聞いていた方も多かったのではないでしょうか。ところがこの番組も、ある作品に番組内で厳しい評価が述べられたことをきっかけに、打ち切りに追い込まれてしまいます。

その後も水野さんラジオ報道で一貫して活躍を続けられていくわけですが、ラジオ報道に携わる中で「市民が知りたいことを知る番組」を自らのポリシーとして持たれるようになったそうで、それが結実したのが昨秋打ち切りになった報道番組でした。この番組は2011年の震災とそれにともなう原発事故をきっかけにして、放送エリアを越えて全国から大きな注目を集めることになります。

それにもかかわらず番組は打ち切られてしまったわけですが、水野さんは商業放送とラジオ報道とが難しい関係にあることを指摘します。商業放送は広告収入に依存しているわけですが、商業的な側面がコマーシャルとしてだけでなく、放送の中にまで浸透しているといいます。その代表例として水野さんがあげられたのが「生コマーシャル」(生放送の中でおこなわれるコマーシャル)の問題でした。パーソナリティに大きく依存し、どこに着地するかがわからないラジオ番組の性質、あるいは商品を売ることには貢献しないラジオ報道が商業放送からは敬遠されるとともに、商品を売る手段として変化させられていく渦中に多くの番組がさらされているわけです。

むろん、放送を継続している以上、商業的な部分を否定できませんし、コマーシャルの存在も否定することはできないでしょう。しかし、ラジオ報道という分野が果たしてなくなってしまっても良いのか、あるいは「市民が知りたいことを知る番組」というポリシーで始まった報道番組が大きな支持を受けたにもかかわらず打ち切られたように、「市民」の方を向くという役割を商業放送は放棄してしまっても構わないのか。今回の打ち切り騒動の中でいち早くリスナーによる支援組織が立ち上げられたように、番組を支援する仕組み作りが、1つの重要なキーポイントだったように思います。

「市民が知りたいことを知る番組」、水野さんご自身がというポリシーを体現している存在そのものなのかもしれません。その尽きることのない活力とこれまでの奮闘の成果をどう支えていくか、それが問われているように感じた2時間でした。

(藤墳智史)
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2013年01月01日

◎「京都メディアフォーラム(Phase II)」(第4回)のご案内

◎「京都メディアフォーラム(Phase II)」(第4回)のご案内

『番組はだれのもの ラジオジャーナリズムの現場から』ゲスト ラジオアナウンサー 水野晶子さん

 商業放送のなかでは不採算部門でも、リスナーの信頼・人気は抜群だったラジオ報道番組が関西で、昨秋ひとつ消えました。
 原発・オスプレイ・貧困などをテーマに、いつも弱い人々・少数の人々の声に耳を傾けようとしてきた番組は、ネットを介して、音声や活字で全国に届き、「やめないで」と、1000万円を超える寄付と署名が集められましたが、リスナーの思いは届くことはなかったのでした。
 最後の放送には、夜だというのにたくさんのリスナーが放送局前に集まり、惜しみながらみんなでラジオを聴きました。最後にスタジオから出てきた出演者はリスナーの前で「続けられなくてごめんなさい」と頭を下げ、続いて彼女は「放送は、番組は誰のものなのか」と訴えました。
 京都ラジオフォーラムでは、この番組のパーソナリティ水野晶子さんを招き、その訴えの続きをお聞きします。


共同世話人:
石井太郎、小黒純(同志社大学社会学部)、藤墳智史、松浦さと子(龍谷大学政策学部)【五十音順】




▽日時:2013年1月29日(火)19時から21時(18時30分〜受付開始)

▽会場:「遊子庵(ゆうしあん)」2階
京都市中京区室町通御池上ル御池之町305番地
http://yuproject.com/yusian.html
(玄関から入り、畳の部屋を通って、階段を上がってください。受付は2階です)

▽参加費:一般1,000円、学生500円(資料代含む)

▽申し込み方法:
次の項目を、 mediaforum.kyoto(a)gmail.com (「京都メディアフォーラム」事務局)まで、メールで
◯お名前(ふりがな):
◯ご所属:
◯一般もしくは学生かも、あわせてお知らせください:

▽お問い合わせは、藤墳( mediaforum.kyoto(a)gmail.com )まで
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2012年11月20日

京都メディアフォーラム フェーズU 第三回のご案内

京都メディアフォーラム フェーズU 第三回


       「コミュニティメディアの行く年来る年」

 ゲスト 京都三条ラジオカフェ新局長(京都コミュニティ放送理事)
           時岡浩二さん http://radiocafe.jp/

 会場 レストラン菊水4階(京阪祇園四条駅すぐ上、南座北側)
     http://www.restaurant-kikusui.com/shop/index.html
       トークと対話型の立食忘年会です。椅子も十分あります。

 日時 12/14(金) 18:30開場 19:00開会 21:30おひらき

 会費 一般4000円 学生・院生2000円

 被災地の臨時災害局の支援も続けながら、京都の福祉や医療の充実にもコミュニティ放送の可能性を拡げてきた、2012年の京都三条ラジオカフェ。

 スマートフォンでも聴きやすくするアプリを開発するなど、多様な世代をつなごうと、これまで技術的な側面でも番組制作者や聞き手を支えてこられた時岡浩二さんが、今年、京都三条ラジオカフェの新局長となられました。
 今年最後の京都メディアフォーラムは、時岡新局長を迎え、今年就任されたところの初心表明をお聞きし、今後のデジタル時代のコミュニティ放送の展開や、地域の人々とどのようなつながりを持つのかを伺います。
 コミュニティメディアの「行く年来る年」を参加者一同で語り合いましょう。

 当日参加されるみなさんのそれぞれのメディア活動の近況報告もしていただき、新しいコラボの機会もが生まれることを願っています。PCとプロジェクターをご用意しますので、お写真・映像等、最近情報をUSBでお持ちください。
 また、DVDや出版物などもぜひお持ちいただき、会場でどうぞ頒布ください。


 この会では、秋から新装した京都メディアフォーラムを一緒に支えてくださる方を募ります。企画運営に参加したい方はぜひ当日、お申出ください。

お申し込みは mediaforum.kyoto@gmail.com まで  会場の関係で2012年12月10日締切とさせていただきます。

※京都メディアフォーラムは現在、石井太郎、小黒純(同志社大学社会学部)、藤墳智史、松浦さと子(龍谷大学政策学部)【五十音順】が、共同世話人として運営しています。


◎「京都メディアフォーラム」とは Phase II のスタートにあたって

 京都メディアフォーラムの前身は「三条御幸町メディアフォーラム」です。メディアに携わる人や、メディアを使って情報発信する人、市民とメディアとの関わりに関心を持つ人らが集う場として、2003年に発足。以来、「京都メディアフォーラム」と名称を改めながら、メディアと私たち、あるいは社会と私たちとの関わりについて、さまざまなテーマを共に学び、交流し、議論する場を作ってきました。その主な活動として、京都三条ラジオカフェを拠点にして、毎月1回、多様な活動に携わる人をゲストスピーカーとして招き、トークイベント(例会) を開催してきました。
 例会の開催は60回以上にのぼり、マスメディアの現場、市民メディア、環境、まちづくり、平和や反戦など、多様なフィールドからゲストを招き、時には、メディアやその番組ともクロスオーバーしつつ、多くのテーマを取り上げてきました。
 しかし、諸般の事情で、2012年2月にいったん活動を停止することになりました。その後、これまで活動に関わってきた者が中心に、話し合いを重ね、新たな形での再開を模索してきました。
 社会が変わったり、大きな動きを見せたりするときには、必ずその当時の新しいメディアの存在があります。昨今の出来事を見れば、小さなケータイから革命が始まる時代だとも言えるかもしれません。
 しかし、テレビ、ラジオ、新聞、書籍、映画、インターネットなどのメディアは、さまざまな問題や課題を抱えています。そこで、パラダイム転換の時代を生き抜く既存メディアのジャーナリスト、新しいメディアを使いこなして情報を発信しようとしている人、豊かな表現で社会の変革を目指すアーティスト、文化と生活に主体性を息づかせるコミュニティメディアの担い手たちらを招き、私たちはクールに問いかけ、熱く語り合いたいと考えています。
 必ずしも結論が出なくても構いません。でも、交わされる言葉、目に刻む映像の記憶を求めて──。2012年秋、京都メディアフォーラムの第二フェーズを始めたいと思います。
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2012年10月23日

「京都メディアフォーラム(Phase II)」(第2回)のご案内

◎「京都メディアフォーラム(Phase II)」(第2回)のご案内

『報道の自主規制と自己責任の狭間で──福島原発事故、尖閣諸島問題の取材から』
ゲスト:「PJニュース」編集長、『アエラ』編集部記者、小田光康さん

 取材・報道の現場ではしばしば、「自主規制」や「自己責任」という言葉を聞きます。例えば、福島原発事故の直後、マスメディアは原発から半径30キロ圏内での取材を「自主規制」しました。一方で、フリーランスやNGOは「自己責任」でその圏内での取材をし、新聞やテレビはその内容を借りて報道しました。放射能汚染を前に、マスメディアは自ら直接取材をせず、危険なことはフリーランスらに任せてしまうという構造が見えてきます。戦争取材でも同様の問題が発生しています。
 この「自主規制」と「自己責任」の狭間には、ジャーナリズムの根本的な問題が横たわっているように思えます。ジャーナリストがその事実を知りつつも、技術的に接近できずに「自己責任」で取材報道できないのか、それとも、ジャーナリストがその事実を知りつつ、技術的に接近もできるが、「自主規制」しているのか。いずれにしても、読者・視聴者は置いてきぼりにされています。
 今回は、現役ジャーナリストの小田光康さんをお迎えし、メディアの自主規制と自己責任の問題をめぐり、さまざまな問題を提起していただきます。小田さんは最近では、福島原発事故や尖閣諸島問題、東京五輪誘致問題などを取材。活字メディアとオンラインメディアの両方に、さまざまな記事を寄稿しています。

共同世話人:
石井太郎、小黒純(同志社大学社会学部)、藤墳智史、松浦さと子(龍谷大学政策学部)【五十音順】



▽日時:11月13日(火)19時から21時(18時30分〜受付開始)

▽会場:「遊子庵(ゆうしあん)」2階
京都市中京区室町通御池上ル御池之町305番地
http://yuproject.com/yusian.html
(玄関から入り、畳の部屋を通って、階段を上がってください。受付は2階です)

▽参加費:一般1,000円、学生500円(資料代含む)

▽申し込み方法:
次の項目を、mediaforum.kyoto@gmail.com (「京都メディアフォーラム」事務局)まで、メールで
◯お名前(ふりがな):
◯ご所属:

▽お問い合わせは、藤墳( hagure.project@gmail.com )まで


◎「京都メディアフォーラム」とはPhase IIのスタートにあたって

 京都メディアフォーラムの前身は「三条御幸町メディアフォーラム」です。メディアに携わる人や、メディアを使って情報発信する人、市民とメディアとの関わりに関心を持つ人らが集う場として、2003年に発足。以来、「京都メディアフォーラム」と名称を改めながら、メディアと私たち、あるいは社会と私たちとの関わりについて、さまざまなテーマを共に学び、交流し、議論する場を作ってきました。その主な活動として、京都三条ラジオカフェを拠点にして、毎月1回、多様な活動に携わる人をゲストスピーカーとして招き、トークイベント(例会) を開催してきました。
 例会の開催は60回以上にのぼり、マスメディアの現場、市民メディア、環境、まちづくり、平和や反戦など、多様なフィールドからゲストを招き、時には、メディアやその番組ともクロスオーバーしつつ、多くのテーマを取り上げてきました。
 しかし、諸般の事情で、2012年2月にいったん活動を停止することになりました。その後、これまで活動に関わってきた者が中心に、話し合いを重ね、新たな形での再開を模索してきました。
 社会が変わったり、大きな動きを見せたりするときには、必ずその当時の新しいメディアの存在があります。昨今の出来事を見れば、小さなケータイから革命が始まる時代だとも言えるかもしれません。
 しかし、テレビ、ラジオ、新聞、書籍、映画、インターネットなどのメディアは、さまざまな問題や課題を抱えています。そこで、パラダイム転換の時代を生き抜く既存メディアのジャーナリスト、新しいメディアを使いこなして情報を発信しようとしている人、豊かな表現で社会の変革を目指すアーティスト、文化と生活に主体性を息づかせるコミュニティメディアの担い手たちを招き、私たちはクールに問いかけ、熱く語り合いたいと考えています。
 必ずしも結論が出なくても構いません。でも、交わされる言葉、目に刻む映像の記憶を求めて──。2012年秋、京都メディアフォーラムの第二フェーズを始めたいと思います。
posted by 京都メディアフォーラム at 11:36 | TrackBack(0) | 京都メディアフォーラム(KMF) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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